攻殻機動隊シリーズの歴史上、希に見る大型イベントが始動
– 攻殻機動隊 大原画展 –

20世紀を代表するＳＦコミック作家でありながら、21世紀になった今日でも、産み出された作品の価値が衰えることのない志郎正宗氏。

神戸市で生まれた彼は、大阪芸大の学生時代から作品を描き始め、美術教師を務めながら、その後、日本のアニメの価値を国際レベルにまで押し上げることになる『攻殻機動隊』の第１話を講談社のヤングマガジンへ上稿した。…これが1989年の春のこと。

それから丸25年を経た2014年の８月。当時衝撃の近未来を描いた幻の執筆原稿から、世界の映像作家たちの既存概念を揺るがしたセル画。さらに劇場作品 で使われた秘蔵の原画迄すべてを一挙に公開。攻殻機動隊の足跡を丹念に辿る大規模イベントが「攻殻機動隊 大原画展」として、東京・大阪・福岡・新潟で順次開催されることになった。

志郎正宗氏の世界観が４つの会場で展開される

この大原画展は、80年代に描かれた数点の執筆原画に始まり、志郎正宗氏から攻殻機動隊の世界観を受け継いだ気鋭のクリエイター達が、1990年・ 2000年・2010年代の25年間をいかに駆け抜けてきたのか。作品の全貌を原画表現で織りなしていく攻殻の歴史上においても希に見る大型イベントだ。

同原画展の一般公開に先駆けて今回、取材を許されたwwwAnime取材班は、志郎正宗氏がＳＦコミックに電脳世界を持ち込んだ真のニューエイジ作家であったことを改めて再確認しただけでなく、同氏が目指した世界観の一端も詳細に知ることができた。

25年間を歩んできた攻殻のすべてが一堂に会する

その会場で最初に待つのは、見る者がむしろ恐縮してしまうような志郎正宗氏の謙虚過ぎるコメント。そして、その横にこの物語の魅力を受け継ついだ映像監督を筆頭とする巨匠達の言葉が並んでいる。
次に、誰もが知る精緻かつ代表的な原画が大きく展示され、さらにその横には刻が止まったような静けさを湛えるサイバー都市の風景画。貴重なドローイング作例、加えて20世紀手前まで続いたセル画撮影用のカメラ機材などが、長い通路の左右に所狭しと展示されている。

まさに1989年を出発点に、25年間を歩んできた攻殻機動隊のすべてが一堂に会する中、取材班は限られた人員で、それぞれ５分から20分単位で各原画を じっくり鑑賞した。そこで驚かされるのはすべての原画が、現代のＩＴ社会を生きる取材者にとっても、未だ近未来的な魅力に満ち溢れていることだ。場合によ ると、一部の人は違う意見を抱くかもしれないが、おそらくは誰もが攻殻機動隊の新たな魅力をこの会場で再確認する筈だ。

販売ブースで攻殻の新たな魅力を発掘する愉しみも

もしこの記事を今リアルタイムで読んでいるあなたが、本当にこの原画展に「足を運ぶ予定がない」と云うのなら、あなたは攻殻機動隊の新しい魅力を知る機会を今回ひとつ取り逃がすことになる。

延べ25年間に亘り、様々なドラマを生むことで進化し続け、私たちに新しいサプライズを与え続けてくれている攻殻機動隊。このドラマは、志郎正宗氏の漫画 作品の世界において、ひとつの頂点を達成した。しかし以降、彼の表現世界を受け継ぐ新たな『攻殻機動隊』の行方は今後も絶対目が離せない。

最後に会場奥に隣接された関連書籍などの豊富な販売物ブースでも、あなたの認識とは異なる新たな攻殻機動隊の魅力を見つけられるだろう。
後になって「これは全て疑似記憶で大原画展など最初から無かった」と云われて後悔することのないよう(^_^;)、熱狂的なファンの方も、ARISEシリーズで攻殻の魅力に触れた方も是非共、お近くの会場に急がれたし。

サテライト会場も要チェック

会場に納まらない原画が別会場でも展示されているので、こちらも見逃さないように注意しよう！

————————————————————
————————————————————
■東 京 会 場
西武池袋本店　別館2階＝西武ギャラリー
〒171-8569 東京都豊島区南池袋1-28-1
■会 期：
8月8日（金）～20日（水）
■開場時間：
午前10時～午後8時
※ご入場は閉場の30分前まで。※最終日8月20日（水）は午後6時閉場。
■入場料：
一般：800円／大学生・高校生：600円
（中学生以下無料）
※学生は学生証のご提示が必要。
※「クラブ・オン」「ミレニアム」カード会員の方は、カードの提示で600円（ご優待料金）にて入場できる。
■お問い合わせ：
リブロ池袋本店　03（5949）2910（代表）

————————————————————
■大 阪 会 場
阪神梅田本店　8階催場
〒530-8224 大阪市北区梅田1丁目13番13号
■会 期：
8月27日（水）～9月8日（月）
■開場時間：
午前10時～午後8時
※ご入場は閉場の30分前まで。※最終日9月8日（月）は午後6時閉場。
■入場料：
一般：800円／大学生・高校生：600円
（中学生以下無料）
※学生は学生証のご提示が必要。
■お問い合わせ：
阪神梅田本店　06（6345）1201（代表）
※会期、内容などが一部変更となる場合がある。
■会場：博多阪急　8階催場
■会期：2014年10月7日（火）～14日（火）

————————————————————
■福 岡 会 場
博多阪急　8階催場
■会 期：
10月7日（火）～14日（火）
■開場時間：
午前10時～午後8時
※ご入場は閉場の30分前まで。※最終日１０月１４日(火)は午後５時閉場
■入場料：
一般：800円／大学生・高校生：600円
（中学生以下無料）
※学生は学生証のご提示が必要となる。
■お問い合わせ：
博多阪急　092（461）1381（代表）
※会期、内容などが一部変更となる場合がある。

————————————————————
■新 潟 会 場
新潟市マンガ・アニメ情報館
■会 期：
10月18日（土）～11月30日（日）
■開場時間：
午前11時～午後7時（土・日・祝は午前10時～）
※ご入場は閉場の30分前まで。
■入場料：
一般：800円／中高生：600円／
小学生：200円（ノベルティ付）
※土・日・祝日は小中学生無料
※常設展も観覧可
■お問い合わせ：
新潟市マンガ・アニメ情報館　025（240）4311
※すべての会期・会場・内容などが一部変更となる場合があるので注意されたい。

————————————————————
————————————————————
特製缶バッジ（直径57mm）4個の特典が付いた入場券が下記プレイガイド・書店で販売される。
缶バッジは「攻殻機動隊 大原画展」入場の際に、各会場にてチケットの半券とお引換にてお渡し。
※チケットの販売場所、販売期間は会場によって異なりますのでご注意ください。
※特典のお引換は会期中のみ。
※本券１枚につき１名さま１回限り有効。切り離し無効。
※掲載内容は予告なく変更となる場合がある。
————————————————————
————————————————————
東京会場（西武池袋本店）　販売期間：6月9日（月）～8月20日（水）
電子チケットぴあhttp://t.pia.jp/　 0570-02-9999　[Ｐコード： 766-255 ]
イープラス http://eplus.jp/
ローソンチケットhttp://l-tike.com/ 0570-08-4003 [ Lコード：36678 ]
CNプレイガイド http://www.cnplayguide.com/ 0570-08-9999
セブンチケット 全国のセブン-イレブン店内マルチコピー機にてご購入いただけます。 ［セブンコード： 031-415 ］
楽天チケット http://r-t.jp/
ちけっとぽーと 03-5561-9001（ちけっとぽーと予約センター）
営業時間：平日10時～18時。渋谷店(「109」2F)／銀座店(銀座ファイブ)／池袋店(パルコ6F)／東京店(大丸11F)吉祥寺店(駅ビル atre地下1F)／新宿店(伊勢丹会館)／横浜店(横浜ポルタ)／大宮店(ソニックシティ)アニメイト池袋本店／新宿店／渋谷店／秋葉原店／吉祥寺店／ 立川店／大宮店／津田沼店／横浜店／リブロ池袋本店 チケット販売場所：書籍館地下1階リファレンスカウンター（店頭販売のみ）
※アニメイト各店での販売は8月19日（火）まで。
※他プレイガイドは最終日8月20日（水）のみ午後4時販売終了。
————————————————————
大阪会場（阪神梅田本店）　販売期間：6月9日（月）～9月8日（月）
電子チケットぴあ http://t.pia.jp/ 0570-02-9999 [Ｐコード： 766-264 ]
イープラス http://eplus.jp/
ローソンチケットhttp://l-tike.com/ 0570-08-4003 [ Lコード：57513 ]
CNプレイガイド http://www.cnplayguide.com/ 0570-08-9999
セブンチケット 全国のセブン-イレブン店内マルチコピー機にて購入可能です。
［セブンコード： 031-662 ］
楽天チケット http://r-t.co.jp/
ちけっとぽーと
03-5561-9001（ちけっとぽーと予約センター）営業時間：平日10時～18時
なんば店(なんばCITY地下)／三宮店(交通センタービル1F)
アニメイト天王寺店／大阪日本橋店／梅田店／京橋店／三宮店／京都店
※アニメイト各店での販売は9月7日（日）まで。
※他プレイガイドは最終日9月8日（月）のみ午後4時販売終了。9月8日（月）の入場は午後５時30分まで。
————————————————————

テキスト：編集のボス
フォト：Fiomax